鈴鹿大学公開講座「津城下のまちあるきツアー~キリシタン弾圧の歴史をたどる~」
公開講座の第1回「津城下のまちあるきツアー~キリシタン弾圧の歴史をたどる~」は、15人の参加し、快晴の5月20日(土)開催されました。
本学の大学院で学位を授与された辻原明子さんがガイドとして、国際地域学部の冨本真理子教授がサポートしました。合計3か所、切支丹殉職記念碑、正覚寺、カトリック津教会伊勢丹コレクションを巡りました。
まず、一つ目の切支丹殉職記念碑は、津城址の北西、二ノ丸跡にあるお城西公園の西側にあり、1638(寛永15)年、津城下に住んでいた三百石取りの武士の中島長兵衛とその妻、子ども2人が、津城内において処刑されたことを悼むものです。
二つ目に訪れた正覚寺では、副住職のお話を伺うことができました。古河山正覚寺は、別名赤門寺と呼ばれ、1565年に創建されました。津藩主藤堂高次公四女の石姫が熱心なキリスト教徒でしたが、若くして亡くなった時、高次公が赤門を下付し、西洋式の墓を建てられたとのことです。
三つ目に、カトリック津教会のイセタニコレクションの展示を見た。通常は非公開ですが、特別に中を見せていただきました。手箱や踏み絵、キリスト像等、キリシタンの素晴らしい遺物の数々を拝見し、辻原ガイドの丁寧な説明を受けました。
そのあと、カトリック津教会では、辻原ガイドが用意したおはぎとシジミ味噌汁を頂戴しました。参加者の方は皆様は全員満足の様子で、無事終了しました。