「まちを結ぶ社」講演会を開催しました
11月19日(土)に鈴鹿大学文化ホールにて、三重研究会「まちを結ぶ社」が開催されました。
(日本学術振興会科学研究日助成事業基盤研究(B) 代表:川又 俊則)
第一部では、石川県金沢市にある最古の神社「石浦神社」から現宮司を勤める長谷吉憲宮司に講演していただきました。
長谷宮司が話をされる中で、これまで行ってきた石浦神社でのイベント活動や北陸新道青年会での災害ボランティア、支援活動についてのお話など、様々な所で活躍されていることを知りました。
また、宮司として神道のこれからを考える上での抱負についても聞かせていただきました。
そして講演中には、サプライズゲストとして石浦神社のマスコットキャラクター「きまちゃん」も登場し、場内の雰囲気を癒してくれました。
第二部では、新日本宗教団体連合会から隈元正樹先生がご登壇され、「人口減少社会における信仰の継承」について講義していただきました。
この論題について、後半には質疑応答が行われました。
長谷宮司にもご登壇していただきながら、経験をもとに様々なお話を聞くことができました。
この研究会に臨むにあたり、ゼミ生との事前学習として、日本の宗教文化や地域社会と宗教の関係について学んできましたが、現役で活躍される方々のご意見がこれからの宗教と向き合っていく上で深く考えさせられるものであったとともに、宗教についてより理解を深められる良い機会となりました。
また今回の研究会では、本学教員の郭育仁先生と石浦神社の長谷宮司との出会いが開催を実現させました。
出会いが結んだ縁は、まちを再び照らす兆しとなりえるのかもしれません。
またのご縁を心よりお待ちしています。 【観光ビジネス領域 郭 育仁研究室/井口 慧】