辻原さんは、以前に新聞で目にした鈴鹿大学のシニア学生の記事がきっかけで学部に入学されました。
ちょうどお母さまの介護が終わったタイミングだったそうです。
卒業論文は聖書とシェークスピアをテーマにまとめ上げ、さくら茶道部で活動していた縁で大学院に誘われたそうです。
大学院では、ご自身がカトリック教徒であることを活かし、津市のカトリック弾圧の史跡を調査し、まち歩きツアーを創造することを研究テーマとされています。
すでに、本年5月に鈴鹿大学の公開講座として企画・実施された「津城下のまちあるきツアー～キリシタン弾圧の歴史をたどる～」も大成功を収めました。
その成果も踏まえた修士論文を鋭意執筆中です。

まち歩きツアーの詳細は、こちらです。↓
https://www.suzuka.ac.jp/topics/2022/05/25/13219/

カトリック教会と仏教寺院という宗教の垣根を越えた信仰、人間愛そして、津城下に点在する潜伏キリシタンの数奇な関係をツアーという形で皆さんに伝えることに成功しました。
辻原さんによれば、鈴鹿大学の大学院では、先生や院生同志のコミュニケーションが取りやすく、親切にされて、いつも声掛けしてもらえるところが良い点だそうです。

今年度中には、修士論文を完成する予定です。
今は、催行したツアーを検証し、論文完成に向けて執筆に忙しい毎日です。
修士論文完成後は、定期的にこのツアーを実施することがライフワークとなりそうです。