2018年10月18日
【開催報告】第6回つなぐ育ち事例勉強会
10月12日(金)に第6回つなぐ育ち事例勉強会(救急処置編)を開催しました。
つなぐ育ち事例勉強会は、0~22才の子どもの育ちを支援する支援者のための勉強会で子どもと家族をつなぐ、家族と学校や社会をつなぐ、途切れない支援をつなぐ、関係機関をつなぐために、事例を通して勉強することを目的としています。
今回の話題提供者は本学健康管理センターで勤務されている養護教諭の浜北拙子先生でした。「出会った子どもたちから学んだ養護教諭として大切にしたい事~継続して関わった事例から~」というテーマで、これまでの養護教諭としての経験した事例をもとにお話いただきました。
クローン病や潰瘍性大腸炎、Ⅰ型糖尿病など難病・持病を抱えた子のみえないしんどさについて、養護教諭として「理解すること」「そばにいること」が大切であり、様々な専門家につなぐ役割だということをお話されました。
そして、養護教諭として子どもを支えるポイントとして、主訴を大切にすること、言葉にならない想いを大切(共感と受容)にすること、こころと体をバランスよく見ること、専門家につなぐ人的資源の活用などをご教示いただきました。
浜北先生が最後に「みんなが保健室に足を運んでくれる、オアシスのような場所を作ることが理想」と話された笑顔がとても印象的でした。
養護教諭として子どもたちから学ぶことはとても多く、このような勉強会で共有することの大切さを改めて実感しました。
今後もさまざまな育ちにつながる勉強会の開催を続けていきたいと思います。
次回の救急処置編の開催は2月8日になります。事例は頭部外傷を予定しています。たくさんのご参加をお待ちしています。