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わかるかな? クリティカル・シンキング

「2年次演習I」木之内クラスでは、5回にわたり「クリティカル・シンキング」の実践授業を行いました。「クリティカル・シンキング」は日本語で「批判的思考」と訳される、他者の意見を鵜呑みにすることなく、また思い込みや自分の経験だけで他者の意見の良し悪し、正誤を急いで判断することなく、「エビデンス(証拠、論拠、情報)はあるのか」「論理的に無理はないか」といった角
度から、他者の意見の妥当性を吟味する思考態度のことです。

怪しい商品勧誘情報があふれている今日の実生活のあらゆる場面で求められそうな当たり前の考え方ですが、実は実践している人は(日本に限らず世界中で)驚くほど少なく、教育現場でもこれが授業に導入されている例はあまりないようです。

「クリティカル・シンキング」を育む方法はいろいろありますが、「論理クイズ」もその一つです。今回はその中でも特に有名な「ウェイソン選択課題(4枚カード問題)」を紹介します。確証バイアスを利用した論理パズルで正答率が低いことで大変良く知られています。ちなみに木之内クラスでは、正答者は10人中わずか2名だけでした。

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4枚のカードがあり、それぞれ片面にはアルファベットが、もう片面には数字が書かれています。

カードは今、A、K、4、7が見えている状態です。
このとき、
「片面が母音(vowel)なら、そのカードの裏面は偶数(even number)でなければならない
(If a card has a vowel on one side, then it has an even number on the other side.)」
というルールが成立しているかどうかを調べたいです。

どのカードをめくればよいでしょうか
(Which card(s) do you need to turn over in order to determine if the rule is true or false?)
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さて、皆さんは解けましたか?正解を知りたい方はお申し出くださいね。

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