2017年04月05日
養護教育学界で全国初の看護実践シミュレーターを導入しました。
4月にスタートしたばかりのこども教育学部では、校舎のみならず、さまざまな備品が新しく導入されました。専門分野での備品も最新機器を取り揃え、授業開始に向けて準備が進められています。
看護系の専門備品も数多く導入され、中でも多職種連携ハイブリッドシミュレーターの「シナリオ」に至っては、2016年にデビューしたばかりの最新機器で、養護教諭系大学では鈴鹿大学が初納入となります。
顔色の変化や生体情報モニター、脈の触知や血圧測定、パルスオキシメーターや体温計の計測なども可能で、手技項目は40項目以上。しかもシナリオに合わせて経時的に状況変化にも対応。全国で記念すべき第1号として今後教育コンテンツを進化させ、質の高い養護教諭教育に貢献できる授業展開が期待できます。
また、疾患を設定でき、フィジカルアセスメントの技術を高める全身モデルの「フィジコ」も同時に納入。他にも実習モデルを乳児、幼児、成人、老人と年代ごとに揃え、さまざまな健康問題に実践的に取り組める環境を整え、学校看護に必要な技術の確実な習得を目指します。
専門機器の説明会には他大学の養護教諭課程の看護系教授陣も訪れ、今後は鈴鹿大学を中心に最新モデルを活用した授業展開の研究を進めていくこととなりました。教育・研究ともに充実した新生・鈴鹿大学より養護教諭を目指す学生のみならず、現場の養護教諭の先生方にも活用できる学校看護に必要な情報の発信を行いたいと思います。